平 陸 featuring Tony Maiden ライブ @ Motion Blue 横浜

Posted by Richard Category: Musician

2016/1/27(水) 平陸 Birthday Live feat. Motion Blue Yokohama、参戦して来た。
Motion Blueに行ったのは2回目くらい。広すぎず、雰囲気も良くて好き。チャージによっては、知らないアーティストのライブであってもふらっと寄りたいハコ。赤レンガ倉庫の中にあるという立地も良い。
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1/24(日)の浜松に引き続きのライブ参戦。今回もトニーメイデン正面の最前列にかぶりついた。
相席になったのが、3年ぶりくらいに合う政府機関に勤める友人。積もる話が沢山あって、お蔭で待ち時間は全く飽きる事が無かった。…というより、どうも話が噛み合わない部分があるぞ?と思っていたら衝撃の事実を知らされ、これから始まる演奏以上に期待しちゃう事案が発生。引き寄せの法則が発動した感じ。
更に相席でライバーの男性2名。合うのは久しぶりだ。Meiのピンクレディナイトのライブの話が面白かった。

今回のライブ、メンバーは浜松の時と同じ。最後の数曲に陸くんの先輩?がSAXで参戦。
Motion Blueサイトの告知には「100分ステージを予定。間に30分の休憩あり。」となっている。オーダーを取る時間なのかもしれないが、100分の演奏時間で間に休みを入れてしまうと、盛り下がる気がするのだが…。

Tony Maidenの機材
■ギター
サンフランシスコでSGとトレードして手に入れたGibson Nighthawk。このギター、かなり使い込まれていて、バックのコンター部分は黒い塗装が剥げてクリーム色っぽいボディー材がガッツリ見えている。そして、やっぱり埃だらけ。ほぼ全編、フロントピックアップのミニハムバッカーを使っていて、ボリュームノブを頻繁に使っている。ミニハムはハムバッカーとは違って歯切れの良い音がする。P-90やシングルコイルピックアップとはまた違う歯切れ良さ。クルーソンタイプのペグのせいなのか、3弦のチューニングが狂いやすいみたい。ナット溝が弦の太さに合ってないのではないかな?見た目、弦は010-046だと思うのだが、関係者によるとトニーはかなり太い弦を使っているとの事…。本人に確かめようと思って忘れてしまった。

■ピック
トニーは指引き8割、右手に隠し持っているピックを使うのが2割。今回は1曲目で珍しくピックを落とした。その時に分かったのだが、以前使っていたナイロン製のJAZZピックではなく、ティアドロップ型でべっこう飴色のUltex素材のものだった。Ultexは人の爪に最も近いと言われていて以前はリチャードも使っていたが、ピックの厚みでThinの設定が無いので今はポリアセタール素材のThinを使っている。

2011年にトニーメイデンにプライベートレッスンを受けた際に何故指弾きするのかを説明したもらった。
Tony 「ピックを使うと音が固くなるだろ?ほら?ピックが弦にあたる時にカチカチ。だから指で弾くのさ。指だと固い音もやわらかい音も出せる。」
リチャ「ピックも使ってるよね。どうやって隠し持っているの?」
Tony 「こう…。」
(右手のひらと薬指で軽く包んでいる感じ。スムースにピックに持ち替えたり隠したり出来る。マジシャンの様。)
Tony 「早いパッセージを弾く時やガツガツした音で弾きたい時にはピックを使うけど、カチカチ言わない様に気を付けているよ。」

■エフェクター
BOSS GT-10→Cry Baby→BOSS VC-1。浜松の時とはCry BabyとVC-1の接続順が入れ替わっていた。GT-10はいつもと同じくDistortion・Octaver・Chorusを使っている。チューニングする時にいちいち手でGT-10のボタンを押して使っていたが、フットスイッチにチューナOn/Offをアサインしてないのは何故なのかな?謎だ。
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今回分かったのだが、GT-10のWahは好きでは無いらしい。Cry Babyにマイクケーブルが絡まって使いづらくなってしまった時に、GT-10のWahを使ったのだが、3秒で使うのを止めてしまった。一瞬、演奏を止めて屈んでエフェクターの位置を直してでもCry Babyを使う。来日前に関係者からリチャードに「Cry Baby持ってたらTonyが使いたいから貸して欲しいかも」と連絡があり、「Fulltone Clyde Wah Deluxeならあるよ。Cry Babyよりは高級品。」と伝えた。結果、トニーが「そのWahは知らないからどんな音がするか分からない。やっぱり自分のを持っていく」という事になった。ライブでトニーの出音を聴いても「Cry BabyよりはClyde Wahだろ!」と思ってしまうのだが、好みだからな。使い慣れている道具が良いです。
ステージ上で気の向くままにWah Pedalを踏むあのスタイルは、最近流行のミニペダルではダメだな。ミニペダルは全般的に座りが悪い。

発売前のBOSS VC-1 Vocorderがセットされていた。浜松の時はバッテリーで使っていたが、今回はACアダプター使用。ボーカルマイクとは別にVC-1用のマイクも用意されている。しかし、本番では一度も踏むことは無かった。トーキングモジュレーターを使っているプレイヤーからすると、その代わりにはなりにくい。普段使っていない人が、それっぽい効果を得るエフェクターとして使う製品な気がする。でも、リチャードも試してみたい。兎に角、トーキングモジュレーターは重過ぎる。

■アンプ
Roland JC-120が2台。少し上にスラントさせて2台がセットされていた。ツマミ位置までは見なかったが、Hi Inputにプラグインして使っていた。
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セットリスト
浜松の時から落ちたのはSix To Four / George Bensonだった。浜松でも出だしがなかなか決まらず、テーマを弾くのもTonyが難儀していたからか?でも、それはそれで、他のメンバーが上手くカバーしていて良い感じだったので、ちょっと残念。

■前半のセットリスト
Hang Up Your Hang Ups / Herbie Hancock
Don’t Look Any Further / Dennis Edward
Sweet Music / Tony Maiden
Back On The Road / EW&F

前半まではTonyの調子はまぁまぁ。相変わらずスツールに座って弾いているが、ハーミットドルフィンよりステージが広いためか、立ち上がる回数も立って弾いている時間も多い。演奏する人なら分かるのだが、ギターでリズムを刻みながらあれだけダンサブルな動きをするのは難しい。さらに、決まった振りやステップではなく、その時の演奏によって動くスタイルなので、なかなか練習して出来るものでもない。Tony Maidenは立ち振る舞いがカッコいい。

陸くんのドラムセット、スネアが少し浅いタイプに変わっている気がする。今回のドラムセットでは、キックとタム・フロアタムの音が素晴らしい。
広いハコなので仕方が無いが、最前列に陣取ってしまうとPAスピーカーから出てくる羽仁さんのキーボードの音は聴こえづらい。それでも、熱いソロを繰り広げていたのは伝わってきた。
ベースは音もフレーズも小技も、相変わらずカッコいい。Sokusaiさん、恐るべし。

Back On The Roadか展開タイミングなどでバンド全体がぎくしゃくし始めた。この曲を演奏中に、弦が切れたのかと思ったが、そうではなくトニーは右手人差し指か中指を怪我したんじゃないかな?
Tony 「ここで休憩なんだよ。オレが決めたわけでは無いからね。」と言い残してバックステージに消えて行った。

■後半のセットリスト
Knuckle Head / Grover Washington Jr.
Fred / Tony Williams
Purple Rain / Prince
When I’m with You / Riku Taira
I Want You / Marvin Gaye
アンコール Them Changes / Buddy Miles

最初から何かぎくしゃくした感じで後半がスタート。これだからライブは面白い。
ジャム的なライブとはいえお客様を入れるライブだし、一応、決め事がある上にバンドとしてのパフォーマンスが成り立つ。曲によって、各メンバーの見せ所・聴かせ所がある。浜松ではTonyの自由さがギリギリのところでメンバーのサポートにより機能していた。Motion Blueでの後半ステージは、度を超えた自由さ(というか構成やらコードやら間違っている)が多くなってしまい、キメが無くなってしまった感がある。観ている側はスリリング、ステージ上のメンバーはヒヤヒヤなハズ。
多分、Tonyが苦手であろうFredの時から、それが顕著になっていき、さぁ大変。色々な見せ場が…。
メンバーの気持ちが同じ方向に向いているかどうか、ライブでは刻々と変化を感じ取れる。こういうライブに出会うとミュージシャンの底力を見せつけられてしまう。苦笑いだが、このメンバー4人は凄いな。

セットリストの紙ではアンコールがI Want Youと書いてあったが、実際にはThem Changesと入れ替わって演奏された。

Tonyは翌日に帰国、PrinceからオファーでミネアポリスにあるPrince所有の Paisley Park Studio(ファンに開放されているコンサート会場)で 1/29のThe Time & Judith Hillのライブに出演する。最近のRufusメンバーであるHill夫妻と共に、TonyもJudith Hillをサポート。ライブの後にPrinceとJamがあるのかな?観に行ける人が羨ましい。
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2016/1/24(日) 浜松ハーミットドルフィンでのライブ参戦記事はこちら。
http://www.mugenblasters.com/2016/01/25/riku_tony_live_in_hamamatsu/

ライブ終了後にMUGEN Blastersのライブフライヤーを眺めるTony Maiden。
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