Patti Austin in Billboard Live. 2012/8/27 2nd

パティ・オースティン in Billboard Live東京 初日2ndを観てきました。

2009年のステージが素晴らしかったので予約したのですが、あの時のバックバンドが素晴らしすぎたので、今回の公演のバンドメンバーが発表された際には、ちょっとガッカリ。Patti Austin本人以外のパフォーマンスには期待せずに参戦しました。

2009年のライブを観た時のmixi日記はこちら。
https://www.mugenblasters.com/2016/07/26/patti-austin-live-2/

最前列席、Patti Austinの真正面。
目の前には、譜面台2台、ドリンクを置くテーブルが設置されていて、Pattiの目の前に座ると何処かが見えない。ほんと、譜面台は萎える。譜面台を覗き込むと、セットリストと歌詞カードが…。セットリストは足もとにおいて、譜面台を1台減らしてもいいんじゃない?真正面に譜面台があるだけで、次回以降はライブに参戦しない可能性大です。でも、2009年の時の様なメンバーで来れば参戦します。
お客様の入りは8割くらいか。聞けば招待券で来ている人が多そう。だから開場時間に人がすくなかったんだな。

バンドメンバーは以下の通り。
Michael Ricchiuti(Key)
Mitch Stein(Gt)
Richard Hammond(Ba)
Steve Hass(Dr)

全員知らないなぁ。さらに、今回はコーラスもいない。

ギターアンプはTwo-Rock製。初めて観たかも。2段積みで、プリアンプ部分はツマミが白だった。後でネットで確認したが現行モデルではなさそう。ヘッドはこんな感じだった。

定刻を少し過ぎてShowがスタート。バンドメンバーが演奏を始めるとすぐにPatti Austinもステージに上がる。
相変わらず素敵な女性で、歌が抜群に気持ちいい。かなりマイクから離れて歌っても、「どこからあんな声が出ているのか?」と思うくらい声が通って声量もある。可愛く歌ってもパワフルに歌っても、聴いていてとても気持ちが良い。MCも楽しいし、That’s American Entertainment!

いろいろなカバーを織り交ぜて楽しませてくれるのだが、特に「Let’em In / Wings」が嬉しかった。久しぶりに聴いたな、この曲。
Pattiは原曲の美味しい所を上手くコピーして歌ってくれた。MUGEN Blastersでもそうだが、原曲をカバー・コピーする時に「ここがイイ所」「このフレーズが入ってなきゃ!」と思う部分がある。人によってコピーしてくる箇所が違うのだが、聴き方が似ている場合はバシッと思いが合うのだ。自分のバンドでカバーする際にはメンバーに説明してフレーズを弾いてもらうのだが、セッションや他のバンドではそうはいかない。それでもたまに、感覚が合う人と出会える。Pattiのカバーは自分の感覚にぴったり合っていた。
「Penny Lane / Beatles」のカバーもそうだった。特に途中のラッパの間奏をスキャットで歌うのだが、これが見事に完璧。最後のフレーズまでバッチリ。素晴らしい音程感だな~。びっくりした。

バックバンドだが、「都内のライブハウスに、黒いリズムを叩きだすドラマーが来て、その周りにちょっと上手いプレイヤーが集まって演奏しました」って感じ。全員が譜面台をガン見しての演奏だった。ドラムだけは良かった。リズムがしっかりしていて、音もパワフルで通る。オカズやシンバルを入れるタイミングもカッコいい。会場で久しぶりお会いしたドラマーのマイミクさんの感想は「ドラムとギターがうるさい」との事でした。いつもの「人によって好みが違う」って事ですね。
ドラムに関しては、自分で演奏する際でも聴く際でも、音を抑えて叩くタイプではなくバシッと叩いてくれるタイプでないとちょっと…。これは音量だけの問題ではない。まぁ、好みですね。そういう点からも、歌を含む演奏全体をしっかり支えて盛り上げていたと思う。このドラムがいるから、多少ダンサブルな音になっている訳だし。

ギターは、音は良かった。Two-Rockというアンプの音なんだろうな。xotic製の真新しいストラトを使っていた。KTSの社長から借りたものらしい。
エフェクターもたくさん使っていたが、あの音は聴きなれた音…。多分、全編でxotic RC Boosterを通していた気がする。Two-Rockというアンプは凄い使えそう。高いらしいが…。
ギターアンプの正面に座っていた事もあり、ギターが良く聞こえた。
いわゆる白人がブラコンのバックで演奏してます的な演奏。リチャードよりは上手い。そのレベルです。
なので、見ていてとても参考になったし、やっている事も演奏スタイルも好感が持てた。セッションの場だったら「上手いっすね~!友達になってくださ~い。」って言っていただろうな。8500円のチャージを払って観るレベルでは決してない。

ベースは3弦のチューニング狂ってると思うんだよね。
キーボードはミュージック・ディレクターだったが、首をひねって見るまでも無い感じだったので、ほとんど見ていない。

Pattiの歌を堪能し、ギタープレイが参考になり、気持ちがいいドラムを聴けたライブでした。

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