Graham Central Station @ Billboard 4th May 2014

Larry Graham&Graham Central Station ライブ @ ビルボードライブ東京、2014/5/4の2ndステージに参戦して来ました!
ここしばらく、ブラコン系はあってもFunk系の来日アーティストが無かったので、久しぶりに黒汁浴びれる機会。楽しみにしていたのだった。

Larry Graham(Ba, Vo)
Ashling “Biscuit” Cole(Vo, Per)
Dellena Graham(Vo)
Wilton Rabb(Gt, Vo)
David Council(Kb, Vo)
Jimi McKinney Jr.(Kb, Vo)
Brian Braziel(Dr)

ライブの内容はいつもと変わらなくても、ラリーグラハムは観ているだけで楽しいし、何しろベースの音がすっごい太くてセクシー。4弦5フレット弾く時に5フレットを押さえるんではなくて、1フレットからスライドしてきて5フレットにいくあの音。全部の音をスライドさせるのね。だから左手はすごくソフトに押さえている。マネしている人もいるけど3フレット位からのスライドになっちゃうんだよね。
マーカスミラーとか好きな人は、5フレットなら5フレットだけ押さえてパキパキしたい派が多いし、スライドしても半音くらいだから、全然違うんだけど、まぁ好みですな。

ライブ参戦前に気になっていたのは、ラリーグラハムがどのくらいお元気なのか?って事。67歳。ベース抱えて立って演奏するだけで疲れるのに、踊って歌うんだから…。YouTubeで2014年のライブ映像を見ていると、It Ain’t No Fun To Meの出だしのシャウトをBiscuitに任せている映像を発見。えっーーーー!
心配…。

会場に入るといつものステージ配置。今回は見事に整理番号1番ゲットなので、ラリーグラハムにかぶりつき。30cm前にラリーグラハム、15cm前にRoland Jet Phaserって感じ。エフェクターボードを撮りまくるリチャード。

セットリストを見ると曲数が少な目。Princeの1999がある。うほー。You’ve Got The Love? RufusのはYou Got The Loveだし…???
ステージの始まりは例の客席2階から登場してくるパターン。プップップゥ~ン ププ プププゥ~ン プンッのフレーズでいきなり存在感MAX!白い衣装に身を包んだラリーは、薄く黄色い色が付いたサングラスをしていて、その奥は可愛いお爺さんの目だ。
ここ最近のベースアンプからの出音は、最初にBillboradに登場した時に比べるとかなり抑え目の音量。最前列であっても、もう、テーブルの上のグラスは揺れない。でも、音は超ぶっとい!

目の前で彼のベースプレイを堪能していると、気づいたことが…。ラリーグラハムを最前列で何度も見ているのだが、今回は弦の太さが細くなってない?1弦とかテンションがユルユル。この辺の真偽は機材に詳しい方々にお任せしよう。

問題のIt Ain’t No Fun To Meの出だしのシャウト、見事にラリーが演りました!
MUGEN BlastersのボーカルSUGARちゃんとにっこりアイコンタクトして親指を突き上げたら、Biscuitがこっち見て「大丈夫よっ!」って感じに親指突き上げた。

ラリーグラハムの魅力はチョッパーだけではなく、スライドするセクシーベースや、バラードやシャウトの声や軽快なステップやお茶目な人柄や…、沢山あるよね。途中の語りでは、27年前に来日していた時に京王プラザホテルの部屋で初めて長女が立った話しとかしてくれた。

ラリーが一旦退場した場面では、残りのメンバーでYou Got The Loveを演奏。やっぱりRufusの曲だった。この曲は思い入れがあるので、Wilton Rabbよりいい感じでギター弾ける自信があるぞ…と。ふっふっふ。この時、ベースはDavid Council(Kb, B3)がラリーのベースを借りて弾いていたが、曲の最後に1弦を切った。ラリーがあんなにプルしても切れないのに、ちょっと頑張っちゃったら切れた。この辺もラリーの上手さなんだろうな。

ラリーが戻ってくるまでの間、Biscuitがメンバー紹介している間にTechのDannyが1弦を張る。今回は予備のベースを持って来ていない様子。経費削減かな。

このバンドはキーボードの二人もFunk感満載の上手さだから好き。
ギターのWilton Rabbはいつも良い音出してたのに、今回は抜けが最高に悪い。ギターも前とは違うストラトキャスターに変わっているけどこの音の悪さは残念。今回は、みんな1番の楽器を持って来てないのかな。

ラリーのライブをかぶりつく際、楽しみなのは彼がDanelectroを踏んだ時のギャーンってなる音を浴びる事。なにしろ、ベースアンプ2台のキャビネットがこちらを向いている。以前ほどの爆音ではないものの、黒汁を全身で浴びる感はたまらない。

アンコールでは、お決まりのステージにお客様を上げるの巻。今回は女性だけでなく、最初から男性も上げる感じで、ラリーに手を取られてリチャードも上がった。ラリーとベースアンプに挟まれた位置で、有難き幸せ。バスドラから10cm、ラリーの背中から30cmのところにいても、ベースアンプからの音は全然デカくない。もちろん、ラリーはフルパワーで弾いてないけど。

で、我々観客をステージに残して、バンドメンバーは先にステージを降りて帰って行ったのであった…。タンタン タタンタ タンタンタン。

ちょっとサプライズを期待していたMimiさん登場は実現しませんでした。ちょっと前に帰国してしまったらしい。残念…。
ステージ終了後、TechのDannyに少し聞いてみた。
Roland Jet Phaserは電池駆動のまま使っている。Mu-Tron IIIはオリジナルモデル。
テーブルタップからACアダプターが抜けなかったので、代わりに抜いてあげた。少し右に回して抜くヤツね。Dannyは”Japan Trick”と言っていた。

楽しかったー!
黒汁注入されたので、2014/5/17(土)のMUGEN Blasters Live @ 新宿SUNFACE、いい感じになりそうだー!グラハムセントラルステーションの曲もカバーしてるぞー!

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