ミュージシャンの死因考察の記事を紹介

青山学院大学相模原祭実行委員会から「ヘビメタ禁止令」が出された。理由が「幅広い年代の方が多く来場してくださる相模原祭に合った演奏という理由で今回の判断となりました」なのだが、幅広い年代とは何歳から何歳なのか?その年代にヘビメタはマッチしないのか?相模原祭にはに合った演奏の定義は何なのか?

カバーバンドの場合、Judas Priestはヘビメタだよね。KISSは?青学出身の浜田麻里は?BABYMETALは?DeWayne McKnightのソロアルバムはメタルに入る?実行委員が音楽に無知なのか?こういう発表をしたらどういう反応があるか考える力が無いのか?物事を定義する力が無いのか?音楽に対する差別でやっているのか?特定の誰かに対する嫌がらせなのか?
とにかく悲しい気持ちになった。

青学相模原祭実行委員については、その後の対応もダメダメなので、これ以上は語らないが、これをきっかけに別の記事を発見したので紹介する。

Music to die for: how genre affects popular musicians’ life expectancy」音楽ジャンルによる寿命と死因の考察、みたいなDianna Theadora Kenny という方が書いたUSの記事です。
(出典:The Conversation、http://theconversation.com/music-to-die-for-how-genre-affects-popular-musicians-life-expectancy-36660

USの男女平均寿命と各音楽ジャンルのミュージシャンを比較している。日本に照らし合わせるつもりは全くないし音楽のジャンルの観点から無意味。

出てくるジャンルは以下の通り。ジャンル分けも面白い。
1. ブルース
2. ジャズ (ビバップ、デキシーランドを含む),
3. カントリー (カントリー&ウェスタン、ブギーウギー、ホンキートンク、ブルーグラスを含む)
4. ゴスペル (スピリチャル、クリスチャンロックを含む)
5.R&B (ドーワップ、ソウルを含む)
6.ポップ
7.フォーク(バラード、ポルカを含む)
8.ロック(ロカビリー含む)
9.エレクトリック(実験音楽、テクノ、ディスコ、ファンクを含む)
10. パンク
11. メタル
12. ラップ&ヒップホップ

ブルースからR&Bまでのグループは、USの平均寿命に近い数値だが、ポップ以降のジャンルのミュージシャンは、平均よりも寿命が短い。特筆すべきはラップやヒップホップでは平均寿命が30歳前後とあまりにも低い。メタルもディスコ・ファンクも低め。
この記事ではジャンルだけの問題では無いとして、死因からも考察している。

死因のカテゴリは以下の通り。
A. 事故死(交通事故、薬物過多摂取を含む)
B. 自殺
C. 殺人
D. 心臓病
E. 癌

事故死はメタルとパンクが高い比率。自殺も同じ。一方で、ラップとヒップホップの死因は5割以上が殺人。心臓病ではブルース、カントリー、R&Bが高い比率。癌はジャズとフォークの比率が高い?
病気は仕方がないとすれば、死因から見た特徴としては、「メタル・パンクの事故死・自殺」と「タップ・ヒップホップの殺人」だろう。
ファンクだけではデータが無いので分からないが、死因はばらけているものの、50歳くらいの平均寿命という事になる。

リチャードが敬愛する大好きなファンクベーシスト Mark Adams (Monster Bass)は2011年3月5日に51歳で亡くなってしまった。赤坂ムゲンでSLAVEを生体験して以来、なんとかもう一度観たいと思って、やっともしかしたら連絡がつけれるかも…て時期だった。後から分かったのだが、後ろから何かで殴られての殺人であったとの事。奇しくも、この記事の考察に合っているのが、また悲しい。

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