Evelyn “Champagne” King Live @ ビルボード東京 2016/4/30 2nd

Evelyn Champagne King ライブ@ビルボードライブ東京 2nd Stageを観に行ってきた。

Evelyn Champagne Kingは初来日だと思うのだが、本人は80年代以来みたいな事を言っていた気がする。東京は1日だけの公演なので、会場はいつものブラックミュージックファンが大集合な感じ。

整理番号3番だったので、最前列ほぼ中央下手寄りのテーブルに陣取る。
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今回はディスコクイーン&くびれベーシスト嬢と参戦したのだが、そこにライバー仲間が加わり、最終的にそのテーブルは全員知り合いになった。(…というか、最前列はほぼ全員が知り合いだったりするのだが。)イブリン・シャンペン・キング、そんなに聴き込んだアーティストでは無いが、もちろん良く知っているブラックコンテンポラリーのシンガー。そう言えばYouTubeなどでライブ映像を観た事もなかったな。

ステージ上のセットリストには14曲が書いてあるのでたっぷり観れそう。書く曲の横にはKeyとか曲の長さなどが書き込まれていた。
1.Intro / Get Loose
2.If You Want My Loving
3.Betcha She Don’t Love You
4.I’m In Love
5.Love Come Down
6.Kisses Don’t Lie
7.Happy Feelin’s
8.Joy & Pain
9.I Can’t Stand It
10.Everybody Dance
11.Good Times
12.Early In The Morning
13.I Don’t Know If It’s Right
14.Shame

定刻過ぎにメンバーがステージに現れ、すぐにイブリンも登場。見た目はともかく「今でもバリバリにライブ活動してまっせ~」的な声に安心した。
1曲目のGet Looseで、イブリンが歌いながら同席のディスコクイーンの手を取りステージに上げた。踊り狂うディスコクイーン。エロい。たまにMUGEN Blastersのライブにも来てくれるのだが、カッコいいから目立つよねー。他の曲の際にも数人がステージに上げられていた。

イブリンのステージは、お客さんをステージに上げて弄りながら楽しませるアメリカのショウって感じで、スヌヘイさん主催「ファンクの会」でライブ映像を見せて貰ったMillie Jacksonを想い出させた。この手のライブは「エンターテインメント!」って感じで好き。

バンドメンバーは以下の通り。
Evelyn “Champagne” King(Vo)
Kiki(Cho)
Shanon Pearson(Cho)
James “DC” Wilson(Key)
Freddie Fox(Gt, MD)
Tom Witt(Ba)
Land Richards(Dr)

ギターのFreddieはイブリンの旦那で、ステージ上でもChu Chuしていて仲が良いのを見せつけてた。彼はFreedomのストラトを使っていて、シングルノートのリズムギターの弾き方と音色が参考になった。他の黒人ギタリストでも良くあるのだが、かなり大きな音でシングルノートのリズムギターを弾く。でも決して曲を邪魔しない。こういう感覚を身に付けたいなぁといつも思う。彼は曲の最後に必ず定位置から前に出てきて「ここで終わりね」合図をバンドに送っていた。
ドラムはパワフル系で、音もタイトでリチャードが好きなタイプ。ベースだけ白人だったが、シンセベースとエレクトリックベースを持ち替えて弾いていた。左手はなぜか手袋をはめて弾いている。あれで良く弾けるな。
Funk Box的なパーカッションの音、ワウワウのリズムギターなどリズムを刻む音は、生演奏とは別にドンカマで鳴らしている。

途中、2曲続けてMAZE featuring Frankie BeverlyのHappy Feelin’sとJoy & Pain。原曲のイメージを壊さず、とても良い感じにカバーしてるなぁ。
その後、イブリンが一度退場してコーラスの二人がメインで歌うCHICの2曲、Everybody DanceとGood Timesのカバー。これはどうかなぁ???コーラスの二人は、イブリンに比べると圧が無い。ベースはBernard Edwards的な匂いが一切してこない。何よりもギターの刻みがNile Rodgers的要素ゼロ、やたら裏でチャカチャカ弾いていたけど「そうじゃないよー(泣)」って感じ。あまりにも良く知っている曲だし、最近の本家ライブの演奏も何度も聴いているし、多くのトリビュートバンドの演奏も聴いている為か、この2曲は全然よろしくない印象しかない。「こういう解釈ですっ!」って事だとしても、う~ん。定番曲をカバーするのは勇気がいると再認識したのだった。

アンコールで、リチャードが座っている目の前にセットされていたコンガをイブリンが叩いていたのだが、上手い演奏だった。目の前でコンガの生音がガンガン来たのもあるのだが、その気持ち良いリズムにビックリ。ステージ前方にセットされていたので、客席からすると邪魔なのだが、そこに置いてある意味はあった。

久しぶりに会ったLA在住ギタリストとリチャード
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ライブ終了後、ディスコクイーン&くびれベース嬢に挟まれてデレデレのリチャード
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次回来日の機会があったら、また観たいと思わせるShowだった。でもCHICのカバーは止めて欲しいなぁ。

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