チェロ祭りが始まった

昨日からリチャードの中で「チェロ祭り」が始まった。
突然、自分の中で「xx祭り」が始まる事がありますよね? ね?

■ジャケ買いでおじさんと出会う
1982年頃、大学1年生の時に二子玉川の玉川高島屋別館にある新星堂(でしたっけ?)でアナログレコードを漁っていたリチャード青年。当時少しはクラシックも聴いていたのだが、たまたま見つけたアルバムジャケットに釘付け。「ジャケ買い」ってヤツです。

すげー偉そうなおじさんが険しい表情でバイオリンのデカイのを抱えて「どうだー!」的な音を出してそうな写真。ジャケット見ても殆ど何を書いてあるか読めないし、「ヴィバルディ、、?」位しか分からないけどレジでお会計。国内盤アナログが2,500円の時代、このおじさんのは輸入盤なのに3,000円以上してビックリだった。…けど「えっ、じゃ買うのやめます」とは言えなかった記憶がある。

Ohio Playersのエロジャケを見て「ジャケ買い」とかってあるじゃないですか。 あるでしょ?

でも、これって、あのエロい女性の声が音源に入ってる訳では無く、妄想を膨らます為のイメージ画像ですよね? 妄想しますよね?
このおじさんのジャケも(当時は)「ヴィバルディ」以外に読めないし、そもそも偉そうなおじさん写真自体がイメージかも知れない…。

「Vivaldi, Tartini, Boccherini / Mstislav Rostropovich, Collegium Musicum de Zürich, Paul Sacher – Cello Concertos」
クラシック好きだったり音大行ってたりの方々は余裕なんでしょうけど、これ読めます?
リチャードの場合、Miroslav Vitous とか John McLaughlinなら読めますけどね。

家に帰って偉そうなおじさんジャケのレコードを聴く。
1曲目のチェロの音で「ガツーン」と打ち抜かれました。「これはあのおじさんが弾いている」と確信。根拠は無かったけど。
それ以来、ずっとMstislav Rostropovich(ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)が好き。指揮者としての彼は好きでは無く、チェロ奏者として好き。
1990年代後半に王子ホールでのコンサートがあって行きたかったのだが、あまりにも高額チケットで無理だった。でも一瞬でSold Outしてた。
リチャードが話している時は「ロストロポーヴィッチ」と発音してます。許してね。

■祭りが始まる過程
祭りが始まるには、前段階があるのだ。
今回のチェロ祭りが始まる過程はこんな感じ。

→(上に書いた通り)昔からCelloが好き。それとは別に、ここ1年半 アルゼンチンタンゴを踊っていて、Argentine Tangoも聴くようになって来た。
→アルゼンチンタンゴを習っているクラスで、美しいプロのチェロ奏者嬢と知り合った。(タンゴでチェロと繋がった)
→その可愛らしいチェロ奏者嬢が「今度タンゴを演奏するのですわん」と言うので、チェロがメインのアルゼンチンタンゴの曲を調べてみた。
→Le Grand Tangoという曲がある事を知る。Astor Piazzolla(アストル・ピアソラ:アルゼンチンタンゴの巨匠。作曲家/バンドネオン奏者)がMstislav Rostropovichに捧げた曲らしい。(ロストロポーヴィチとアルゼンチンタンゴが繋がった)
→Le Grand Tango を聴くにはYo Yo-MaのCDがすぐに買えてAmazonでの評価も良い。
→ポチる。
→届いて直ぐに開封、早速聴く。全然グッと来ない。録音は綺麗な音。…ていうか面白くない。こりゃイージーリスニングだな。
→Le Grand Tangoの演奏では無いけどロストロポーヴィチの演奏を聴いてお口直し。何でYYMが日本で人気なのかは?だ。まったく比較しちゃダメだ。ロストロ様、すみません。
→玉川高島屋別館で最初に出会ったロストロポーヴィチのアナログ盤のあの曲順で聴きたい。
→持っているロストロポーヴィチのCD音源で再現が可能。
→曲順を再現するにあたり曲名が英語やイタリア語やで分からない所を、例のSっけが強いチェロ奏者嬢が「あれがあーで、この曲があれですわ」と教えてくれた。
→iTunes上で並び替えてアナログ盤の曲順で保存。iPhoneにも転送。
→ずっと、移動中などiPhonesでこればっか聴いてる。
→Sっけが強いけど攻められると弱そうなチェロ奏者嬢に「YYM、好きな人が回りに沢山居るんだけど、僕には全然来ない…」と言ってみたら、「そりゃそうですわ、だって…」という的確で大人なメッセージを頂く。結局マスコミの力なのね。
→リチャードはチェロ全般が好きな訳ではではなく、力強い・エネルギーが出ているチェロが好きである事が分かった。
→ロストロポーヴィチの音源、アナログはすぐに聴けないしCDでは3枚分位しか持っておらず、これじゃ足りない症候群が出てしまった。
→一生かけて聴くつもりでRostropovich 40枚組 Box Setをポチった(汗)。
→アルゼンチンタンゴでアプラッソ(抱擁)している時は大人しいチェロ奏者嬢が「そういえば、ジャクリーヌ・デュプレは紹介したかしら?」と悪魔の囁き。
リカルド「クリーム・ブリュレ?」
エロ奏者「英国人だけどムンムンなのでリカルドさんはお好きなはずですわ。Youtubeで確認おしっ!」
→紹介されたYoutubeを観て、演奏開始後5秒で大好きだと分かった。
Jacqueline du Pré (ジャクリーヌ・デュ・プレ)、活躍していた時期はまだ若いのでエネルギー放出しっぱなしな感じ。Jimi Hendrixのライブに通じるエネルギーを感じる。
→一生かけて聴くつもりでJacqueline du Pré 17枚組 Box Setをポチった(汗)。 ←イマココ

ジャクリーヌ・デュ・プレ、映画にもなっているのね。

Youtubeにあるこの演奏、1967年だから22~23歳って事でしょうか?凄いです。
https://youtu.be/UUgdbqt2ON0

しばらくチェロ祭りが続きそうだが、そのエロいチェロ嬢からあと2人ほどチェリストの名前を紹介されている。現時点で受け入れるスペースが無いので、そのメッセージは見なかったことにしている。

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